肝移植外科

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外来診療

※肝移植のご相談は主に火・木の急患診療後に対応しております。

事前に【TEL: 095-819-7397(8F東病棟)、TEL: 095-819-7316(医局)】まで御連絡下さい(予約制)

主な対象疾患

劇症肝炎 • 先天性肝・胆道疾患(胆道閉鎖症など) • 先天性代謝異常症(ウィルソン病など) • Budd-Chiari(バッド・キアリ)症候群 • 原発性胆汁性肝硬変(PBC) • 原発性硬化性胆管炎(PSC) • 二次性胆汁性肝硬変 • ウィルス性肝硬変(B型肝炎・C型肝炎ウィルス等) • アルコール性肝硬変(生体移植の場合は半年間、脳死移植登 録には1年半以上の禁酒期間が必要) • 肝細胞癌(ミラノ基準あるいは5-5-500基準内) など

お問い合わせ:

(8F東病棟)095-819-7397

(医局)095-819-7316

診療のご案内

  • 肝移植の対象となる状態

    肝移植は元来、他に治療法のない末期の肝臓病に対する救命手段として開発されました が、成功率が高くなるにつれ、その対象となる病気は増えてきました。現在、主に以下の 疾患に対して行われています。

    • 小児

      胆道閉鎖症、肝硬変、肝芽腫、アラジール症候群、代謝性肝疾患、急性肝不全など

    • 成人

      肝硬変(B 型、C 型、アルコール性、NASH 等)原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎 肝細胞癌、代謝性肝疾患、バッド・キアリ症候群、急性肝不全など

  • アルコール性肝硬変の移植適応条件

    • 術前6ヶ月の断酒(原則として飲酒可能な期間であり身体的悪化に伴う入院期間は除く、脳死登録は18ヶ月の断酒が必要)
    • 再飲酒のリスクが著しく低い
    • 断酒を宣言できる
    • アルコール依存症が無いことの精神科での判断
    • 家族のサポート
  • 生体肝移植について

    生体肝移植流れ
  • 生体肝移植ドナーの条件(当院)

    1. 患者の親族である。親族とは六親等内の血族、または三親等内の姻族である。(日本移植学会の指針)→戸籍抄本で関係確認
    2. 自らの善意による自由意思で肝提供を希望している。→強制や金銭授受があってはならない
  • 長崎大学における肝提供者の医学的適応条件

    • 全身状態良好で、年齢65才以下が原則
    • 肝炎ウィルスマーカー陰性で肝機能正常
    • 活動性感染症がない
    • 悪性腫瘍の既往がない、またはあっても治癒したと判断される
    • 部分肝が解剖学的に提供可能で、CTで肝の提供予定の部分が充分大きい
    • 高度の脂肪肝がない(30%以下)
    • 生体肝移植術と肝提供手術につき、その合併症、危険性と限界につき十分承知している
    • 患者様がHTLV-1(成人T細胞性白血病ウイルス)陰性の場合、提供者も陰性であることが原則
  • 肝移植の治療効果

    治療効果
  • 長崎大学病院の肝移植件数 N=319(~202年12月末)

    肝移植件数
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