ここ数年間で医師研修制度の変遷により、従来より継続してきた外科医教育のあり方も変化しつつあります。当科も若手外科医が安心して、研修とキャリアを積めるようプログラムの再編成を行っております。今までの伝統を引き継ぎながら、現代のニーズに合った研修プログラムを作成し、社会全体から評価される外科医養成を目標としています。

カリキュラムの細分化と融通の効く研修。
価値観が多様化した現在では、以前のように一本化した研修体制は困難です。そこで当科ではカリキュラムを細分化することにより、様々な状況に対応できます。最短卒後10年で研修を達成できますが、カリキュラムの途中で個々人の希望やキャリアに合わせ研修を中断、再開することが可能です。

後期臨床研修プログラム
- 外科医として基礎を学び、総合力を身につける。
- 外科学会専門医に必要な症例を経験する。
- 地域医療を担う外科医としての役割を理解し、実践する。
外科医の楽しさを実感し成長すること、さらに、地域や社会に貢献できる人材育成をモットーにプログラムを作成致しました。また、当科だけでなく、キャリア支援センター(医療教育開発センター)が、長崎大学での後期研修をサポート致します。後期研修期間の3年で、多くの手術を経験し、外科学会専門医の取得を目指します。

後期臨床研修
「総合力を身につける」
ベーシックレジデントカリキュラム
所属:長崎大学病院
期間:1年間
テーマ: 基本手技獲得、総合的な研修
主な資格:外科学会入会
スーペリアレジデントカリキュラム
所属:連携病院群
期間:2年間
テーマ: 手技技能の習得、地域医療を担う
主な資格:外科専門医、予備試験
豊富な症例数と実力ある指導医陣
“途中から研修に参加したい。”
“家庭の事情が・・・”
そんな人たちの悩みに答えます。
→Q&Aへ
専門外科研修プログラム
- 研究に参加し、真理の探求心を養い、形に残す実践力を高める。
- 代々受け継がれる経験・技能・魂を吸収する。
- 基礎医学との共同研究、医工連携による新分野開拓を行う。
- 博士号取得とその先にある真のリサーチマインドを身につける。
3年間の後期研修を終え、次のステップとして、リサーチマインドを身につけ、より高度な専門性の獲得し、創造能力を有する研究者としての姿勢を学びます。
専門外科研修期間の4年間は大学院に所属します。そのうち2年間は基礎実験を中心の研究活動を行い、博士号を最短で取得できるよう、医局全体でサポートします。

専門外科研修
「リサーチマインドを身につける」
オープンリサーチカリキュラム
所属:大学院
期間:1年間
テーマ: 臨床研究参加、基礎研究導入
主な資格:外科専門医
アドバンスリサーチカリキュラム
所属:大学院
期間:2年間
テーマ: 基礎研究に専従、2年間で結果を出す
主な資格:外科専門医
充実した研究テーマ
全員でサポートする研究体制
マスターリサーチカリキュラム
所属:大学院
期間:1年間
テーマ: 臨床復帰、後進育成
主な資格:博士号
オーダーメイド可能なキャリア
スペシャリスト・プライマリーケア・リサーチ、行政・海外勤務など
“6年目以降だけど大学院で研究したい。”
そんな人たちの悩みに答えます。
→Q&Aへ
お問い合わせ先
- 移植・消化器外科 医局
- 095-819-7316 /
095-819-7319
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