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病院 准教授: 小林 和真

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Kazuma Kobayashi, M.D. Ph.D.

Assistant Professor

病院 准教授 小林 和真

出身高校 ラ・サール高校
出身大学 九州大学
卒業年 1993年
略 歴
1994年長崎大学第二外科入局(研修医)
1995年国立長崎中央病院(研修医)
1996年長崎労災病院外科(4月-5月)
小林外科(6月-12月) (院長代理→院長)
1997年五島中央病院(外科医師)
1998年国立佐賀病院(外科医師)
1999年長崎大学臨床大学院(外科系)入学
2001年国立佐賀病院(外科医師)
2002年平戸市民病院医師
2004年長崎大学第二外科
(医員) 高知県立中央病院(国内留学)(化学療法研修)
2005年(10月-12月)
札幌月寒病院(国内留学)(化学療法研修)
(1月-3月)
佐世保刑務所(法務技官)
2006年長崎大学第二外科(医員)兼任
2008年
(10月〜)
朝永病院外科(外科部長)(2008年9月まで)
高知医療センター腫瘍内科(医長)
2009年高知大学医学部臨床准教授兼任
2012年長崎大学臨床大学院(外科系)卒業
東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科(講師・診療医長)
2013年長崎大学移植・消化器外科 助教(化学療法班)
2014年
(9月〜)
長崎大学病院 移植・消化器外科(病院講師)
2022年 長崎大学病院 移植・消化器外科(講師)
2023年(5月〜)長崎大学病院 移植・消化器外科(病院准教授)
専門分野 がん化学療法全般、特に消化器がん
研究分野 臨床試験・観察研究
資 格 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
日本外科学会 認定医、認定登録医
日本がん治療認定医機構 認定医
ASCO active member
ESMO full member
KSCC プロトコール推進医員
PEACE(緩和ケア研修) 受講済み
がんのリハビリ研修 受講済み
指導医講習 受講済み

(医学以外)
英語:国連英検A級、英検準1級
ドイツ語:ドイツ語検定4級
時事問題:ニュース検定1級
漢字:漢字検定準1級
代議員・評議員など 日本臨床腫瘍学会  協議員(2017年7月〜2022年2月)
九州外科学会・九州小児外科学会・九州内分泌外科学 評議員(2015年4月〜)
学会・公的機関などの委員会活動、社会活動 KSCC プロトコール推進委員
甲状腺診療連携プログラム 協力医
趣 味 クラシック音楽・美術鑑賞
平原綾香(Camp A-ya! Angel)
宇宙戦艦ヤマト2199/2202/2205/3199(ヤマトクルー・プレミアム)
ウオーキング(2023年6月18日から343日間連続1万歩以上更新中)
入局希望者の皆さんへ
「メスを持たない外科医」                                            はじめまして、私は移植・消化器外科の医師のなかで唯一、手術を行わない医師です。 

 元々は、二外科(現:移植・消化器外科)に入局し、一般外科の修練をおこなっていましたが、化学療法の国内留学を経て、化学療法をライフワークと決め、今日にいたっております。

 2010年に日本臨床腫瘍学会のがん薬物療法専門医を移植・消化器外科で初めて取得いたしました。

 2013年帰局後にKSCCプロトコール推進委員に就任、また2014年には日本臨床腫瘍学会指導医(長崎では外科系初)も取得しております。

 また、高知医療センター腫瘍内科、東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科という専門施設で腫瘍内科としての専門的修練を4年半受けております。その間に、JCOG, JFMC, JACCRO, WJOG等の多施設臨床試験、CORRECT, TyTAN, G-SOX等治験の担当医師に従事しました。2017年7月からはL-OHP,5-FUベースによる一次治療に不応の切除不能進行大腸癌の二次治療としてのS-1+CPT-11+ramucirumab (IRIS+Rmab)療法の有用性と安全性を検討する第II相試験(N-DOCC-F-C-1701)、2021年3月からはKyushu Study group of Clinical Cancer 一般社団法人九州消化器癌化学療法研究会QuEST study 術前化学療法を施行する食道癌・胃癌における十全大補湯によるQOL改善を検討するオープンラベル比較第II相試験Quality of life for patients with patients with Esophago-gastric cancer receiving neo adjuvant chemotherapy followed by Surgery by TJ-48 (Juzentaihoto)の研究責任者もしております。また、ASCO active member, ESMO full memberでもあり、ASCO, ASCO-GI, ESMO等の国際学会での発表経験もあります。

 以前の抗がん剤治療は、苦しい割に効果の乏しいものでしたが、昨今は多剤併用療法や分子標的薬の出現により抗腫瘍効果がアップし、切除不能が切除可能状態(“conversion”)になることも珍しくありません。また制吐剤をはじめとする支持療法の発展で副作用も軽減され、外来や自宅での治療も可能となりました。

 しかしながら、化学療法は複雑化し、毎年新薬が投入されるため、手術以外に・外来・周術期管理と多忙な外科医がこれに対応することは困難な状況となっています。2013年4月から、移植・消化器外科の中にこの様な化学療法専従の部ができたことは、時宜にあったことと考えます。外科医出身なので、術前・術後のseamless transitionを心がけております。この分野は今後の発展性が見込める有望市場です。

2022年からは当班所属の松隈医師が国立がん研究センター中央病院に国内留学し、化学療法の研修中です。中央との連携も考えております。化学療法に興味があれば、内科系・外科系問わず、皆様の参加を期待します。

 また、血液・肺癌以外は当科で全部勉強できますので、がん薬物療法専門医試験を目指す方も歓迎します。

 当地で、世界水準の化学療法を受けることが可能です。
患者さんへ
化学療法は決して楽な治療ではありませんが、看護師、薬剤師、MSWなどとしっかり連携し、最後まで患者さんの伴走者でありたいと思います。疑問があれば、何でも遠慮無くおっしゃって下さい。

 患者さんに利益があると思われる臨床試験や治験については積極的にご紹介いたしますので、ご検討下さい。

 消化器癌が専門ではありますが、乳癌、原発不明癌、頭頸部癌、また肉腫などの比較的稀な癌腫の経験もありますので、遠慮なくお申し付け下さい。緩和ケア、がんのリハビリの講習も受診済みなので、こちらの分野でも対応可能です。 

 当科で世界水準の化学療法が受けられます。ご遠慮なくいらして下さい。

 外来は水曜日午前以外の月〜金は受診可能です。

3階外来の29番診察室で診療しております(月曜日のみ呼び出しです)。
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